世銀JPO/国連JPO
今年もJPOが始まりました。
今年からは世銀のJPOにも外務省が広報は連携しているみたいです。
その影響か、世銀のJPOも国連JPOに合わせて35歳以下となっています。
(去年までは32歳だった)
さて、一口にJPOと言っても、国連もあれば世銀もあるし、国連の中でもUNDPやWFPは他と選考過程が違います。
A. 国連JPO(外務省選考)
①書類提出(具体的なTORは無い)
②外務省の面接
③受入先国連機関/部署との面談
この場合、合否は基本的に②で決まります。②の後、外務省がどこに派遣するか調整、受入先と面談するというパターン。
B. 国連JPO(国際機関選考)
①書類提出(具体的なTOR有り)
②国連機関/部署との面接
この場合、書類通過後は完全に国連機関との採用プロセスになります。
外務省選考の場合、外務省との面接が鍵ですが、国際機関選考の場合は当然国際機関との面接が一番大事です。
C. 世銀JPO
①書類提出(具体的なTOR有り)
②世銀東京事務所と面接
③世銀本部と面接
世銀JPOは最初から最後まで完全に世銀との採用プロセスです。
管轄の財務省は(少なくとも面接プロセス中は)ほぼ関わりなし。
・専門性、面接のハードル
求められる専門性は、C>B>>>Aという感じです。
というより、Aの外務省選考の場合、外務省との面接を通過すれば後は外務省がその人に適したポストを探す/作る等してくれるので、特定のポストに応じた専門性云々という話にそもそもならず、そこのハードルは低いのです。
(もちろんだから専門性が要らないというわけでは全くありませんが)
一方、国際機関(世銀/UNDP/WFP)との採用プロセスの場合、最初から応募するポジションが決まっていて、TORがあるわけですから、当然そのTORに応じた専門性を持つ人を取るという発想になります。
特に世銀はかなり専門性を重視している印象があります。
・どういう人が受かってるのか?
①専門性(その分野での経験や資格)
②海外経験(海外院で修士、海外現地企業勤務経験等)
この3つがおそらく経歴を見る上では重要視されていると思います。
後は面接をどれだけうまく話せるかと運です。